「英検準2級プラスの合格率はどのくらい?」「どれくらい難しいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。英検準2級プラスは2025年度から新設されたばかりの級で、まだ情報が少なく不安に感じやすい試験です。この記事では、合格率が非公開な理由や合格点の目安、準2級・2級との難易度の違い、効果的な勉強法まで、合格に必要な情報をまとめて解説します。
この記事でわかること:
- 英検準2級プラスの合格率(なぜ非公開なのか)
- 合格に必要なCSEスコアと素点の目安
- 準2級・2級との難易度比較
- 合格するための効果的な勉強法
目次
英検の英検準2級プラスの合格率は公表されていない

英検の合格率は2016年以降、英検協会から公式に公開されていません。そのため、準2級プラスの正確な合格率は現時点では不明です。
参考として、2015年以前に公表されていたデータをもとにすると、隣接する級の合格率は以下のような水準でした。
| 級 | 一次試験合格率(参考値) |
| 準2級 | 約35%前後 |
| 2級 | 約25%前後 |
準2級プラスはこれら2つの中間に位置する級であることから、一次試験の合格率は30〜35%程度になると推測されています。ただし、2025年度に新設されたばかりの級であり、受験者層が準2級合格者を中心とした意欲的な層に偏っている可能性もあります。実態の合格率データが積み上がるにつれて、今後明らかになっていくでしょう。
英検準2級プラスとは?新設の背景について

英検準2級プラスは、2025年度第1回検定から導入された新しい級です。準2級と2級のあいだに新たに設けられました。英検協会のデータによると、5級から準2級までの各級合格には約1年かかるのに対し、準2級から2級への合格にはおよそ18〜21ヶ月かかっており、この「高い壁」を解消するために31年ぶりに新設されました。
各級のポジションと対応レベル
| 級 | 学習レベルの目安 | CEFR | 必要語彙数 |
| 準2級 | 高校中級程度 | A1〜A2 | 約3,000語 |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | A2 | 約4,000語 |
| 2級 | 高校卒業程度 | B1 | 約5,000語 |
準2級プラスは「やさしい2級」とも表現されます。2級で扱う社会的トピックより身近な内容が中心で、リスニングの音声速度も2級よりゆっくりに設定されています。
英検準2級プラスの合格点(CSEスコア)
英検準2級プラスの合格はCSEスコアで判定されます。
一次試験・二次試験の合格基準スコア
| 試験 | 合格基準スコア | 満点 | 得点率 |
| 一次試験(3技能合計) | 1,402点 | 1,875点 | 約74% |
| 二次試験(スピーキング) | 427点 | 625点 | 約68% |
| 合計(4技能) | 1,829点 | 2,500点 | ― |
素点の目安(一次試験)
CSEスコアは素点と完全には対応しませんが、ESL clubなどの専門塾の分析によると、以下が合格ラインの目安とされています。
| 技能 | 合格ライン目安 | 全体に占める得点率 |
| リーディング | 14点 / 31点 | 約45% |
| ライティング | 18点 / 32点 | 約56% |
| リスニング | 26点 / 30点 | 約87% |
| 合計 | 58点 / 93点 | 約62% |
リスニングの目標得点率が高めに設定されている点が特徴です。一方でリーディングは45%程度でも他技能でカバーできるため、ライティングとリスニングを重点的に対策する戦略が有効です。
準2級・2級との難易度比較
試験形式の違い
| 項目 | 準2級 | 準2級プラス | 2級 |
| 筆記時間 | 75分 | 90分 | 90分 |
| リスニング時間 | 約25分 | 約25分 | 約25分 |
| リスニング速度 | 標準 | やや遅め | 標準 |
| 扱うトピック | 日常的 | 身近な社会的話題 | 社会的・抽象的 |
| 必要語彙数 | 約3,000語 | 約4,000語 | 約5,000語 |
合格基準スコアの比較
| 級 | 一次試験合格スコア | 二次試験合格スコア |
| 準2級 | 1,322点 / 1,800点 | 406点 / 600点 |
| 準2級プラス | 1,402点 / 1,875点 | 427点 / 625点 |
| 2級 | 1,520点 / 1,950点 | 460点 / 650点 |
準2級プラスは合格基準が準2級より高く、2級より低い位置に設定されています。難易度は「準2級よりは難しく、2級よりは易しい」という、正確に中間を補完する設計になっています。
英検準2級プラスの試験内容
一次試験(筆記+リスニング)
リーディング(31問)
- 短文の語句空所補充:15問
- 長文の語句空所補充:7問
- 長文の内容一致選択:9問
ライティング(2問)
- Eメール(返信):1問
- 意見論述(英文エッセイ):1問
リスニング(30問)
- 会話の内容一致選択:10問
- 文の内容一致選択:10問
- Real-Life形式:5問
- インタビューの内容一致:5問
二次試験(面接・スピーキング)
4コマのイラストをもとにナレーションを行い、その後質疑応答を受ける形式です。準2級と同様の流れですが、扱うトピックの難易度が上がっています。
英検準2級プラスを受験するメリット

① 2級合格への段階的なステップになる 従来は準2級合格後、2級に合格するまでに平均18〜21ヶ月かかっていましたが、準2級プラスを経由することで他の級と同様の約1年のサイクルで合格を狙えるようになります。
② 大学入試での活用が期待できる 準2級では要件を満たせないが2級には届いていない受験生にとって、新たな選択肢となります。今後、準2級プラスを評価基準に加える大学が増える見込みです。
③ 共通テスト対策と並行できる 英検の問題形式は大学入学共通テストと類似しており、準2級プラス対策が共通テストの英語対策にも直結します。
④ 小中学生の上位級チャレンジに適している 2級の社会的トピックに比べ身近な内容が中心のため、難易度を段階的に上げながら学習を続けやすい環境が整っています。
合格のための勉強法
1. 語彙力の強化(最重要)
約4,000語レベルの語彙が必要です。「英検準2級プラス でる順パス単」などの専用単語帳を活用しましょう。週4〜5日、各30分程度の継続学習が長期記憶への定着に効果的です。週末にまとめて詰め込むより、毎日短時間学習する方が定着率は高くなります。
2. ライティング対策(配点比重が高い)
CSEスコアの構造上、ライティング1問あたりの配点比重は他技能より高くなっています。意見論述では「結論→理由2つ→まとめ」という構成を身につけ、60〜80語程度でまとめる練習を積みましょう。
3. リスニング対策(目標得点率87%)
合格ラインの目安が87%と高く設定されているため、リスニングで落とさないことが合否を左右します。準2級プラスのリスニング速度は2級よりゆっくりですが、問われる内容の精度は高い。音声に慣れるためにシャドーイングを継続的に行うことが効果的です。
4. 過去問・サンプル問題の活用
準2級プラスは新設級のため過去問はまだ少ないですが、英検公式サイトにサンプル問題が掲載されています。また、2級の過去問を「少し難しい練習問題」として活用するのもおすすめです。
こんな人に準2級プラスがおすすめ

- 準2級に合格したが、2級の過去問が難しく感じる
- 準2級の模試で正答率70〜80%程度の実力がある
- 高校2〜3年生で英語力を段階的に伸ばしたい
- 大学入試で英検スコアを活用したい
こんな人は直接2級にチャレンジを
- 2級の模試や過去問で80%以上の正答率がすでにある場合は、準2級プラスを経由すると遠回りになります。直接2級合格を目指す方が効率的です。
まとめ
英検準2級プラスの合格率は現在公式には非公開ですが、準2級・2級の参考データと新設級としての受験者層を踏まえると、一次試験で30〜35%程度と推測されます。
合格ラインは一次試験でCSEスコア1,402点(素点換算で約62%)、二次試験で427点。特にライティングとリスニングの対策が合否の鍵を握ります。
2025年度から始まったばかりの新設級ですが、準2級と2級の間のギャップを埋める意義のある資格です。段階的に英語力を高めたい方にとって、有効なステップとなるでしょう。
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