初対面の人との会話や書類の作成の際など、年齢を表す英語は、日常生活でもよく使われるものです。英語で年齢を伝えると聞いてすぐに思いつくのは
“How old are you?”
“I am 28 years old.”
といったフレーズですよね。しかし、それ以外にも年齢を伝える表現は数多くあります。
この記事では、知っておくと役に立つ、英語で年齢を伝えるさまざまな表現や、伝え方の注意点などを紹介します。
目次
基本は「~years old」でOK!
自分や第三者の年齢を表したい場合の最も代表的な表現は “〜years old” です。自己紹介などのシーンでは、 “I am 35 years old.”というように、現在形を使って自分の年齢を伝えることが一般的です。
もちろん、現在の年齢を伝えるだけでなく、
“At that time, I was 35 years old.(その時私は35歳だった)”
など、過去形を使ってある時点での年齢を伝えることもできます。また、
“He is 35 years old.(彼は35歳です)” や、
“My brother is 35 years old.(私の兄は35歳です)”
このように、主語を変えると自分のことだけでなく、家族や友人などの年齢を紹介する際にも使うことができます。
※英語の自己紹介について詳しくはこちら:英語の自己紹介~ビジネスシーンですぐに使える基本のフレーズや例文~
「years old」と「year-old」 の違い
英語を学習している中で、”~years old” 以外に ”~year-old” という表記を目にしたことがある人もいるかもしれません。両方とも「〜歳」を伝える表現ですが、文法が少し異なります。次の2つの例文をもとに、具体的な違いについて見てみましょう。
- ”He is 37 years old.”
- ”He is a 37-year-old.”
1の文章は、上で紹介した通り、年齢を表す一般的な表現です。単数である「1歳」以上の年齢を表す場合は、”year” の後に複数形の”s”をつけます。
一方で2の文章は、「37歳」という「1歳以上」の年齢を表すにも関わらず、単数の際に用いる冠詞の ”a” が年齢の前についています。そして、“year” の後に複数形を表す ”s” がつきません。その理由は、この文章では ”37-year-old” が形容詞として使用されているためです。
つまり本来、この文章は ”He is a 37-year-old man.” といったように、最後に名詞がついている文章なのです。 そして、この表現の場合では”man”などの名詞が省略されることが多いのです。一見すると不自然な文章に感じるかもしれませんが、最後に名詞を置いてあげると正しい英文として理解しやすくなるでしょう。
日常会話では数字だけ答える場合が多い
最初にご紹介した通り、年齢を伝える文章で代表的なのは “I am 〜 years old.” です。ただし実際のところ、日常会話で “How old are you? “ と聞かれた場合には ”I’m 37.” といったように、数字だけで答える方が一般的です。
ちなみに、赤ちゃんの年齢について答えるときは、日本語の場合、「1歳半」「1歳10か月」といったように「年齢+月齢」で表しますよね。しかし、英語では2歳くらいまでは “18months” や “22months” などのように、月齢のみで表すことが多いです。
「years old」や「year-old」 以外の表現方法
ここまで、年齢を表す一般的な表現について紹介してきました。続いては、「〜歳以上/以下」「〜歳の」などを表す場合の英語の文章について見てみましょう。
〜 years of age
“〜 years of age” は、法律や規制に関連する文章など、フォーマルなシーンでよく使われる表現です。”〜 years old” と同じ意味ですが、口頭で使われる機会は少なく、書き言葉で使用される表現となります。
例文:
“In Japan, people can vote when they reach 18 years of age.“
日本では18歳になると選挙権を得られる。
“Children under 6 years of age are not admitted to this swimming pool.“
6歳以下の子どもはこのプールに入れません。
the age of 〜
“the age of〜” は、「〜歳で」を表現したいときに使用します。”over” や ”under” などの副詞と組み合わせることで、「〜歳以上」「〜歳以下」などを表すこともできます。
例文:
“Only people over the age of 18 are eligible to register.“
日本では18歳以上の人だけに選挙権が与えられる。
“Access to children under the age of 6 is free.“
6歳以下の子どもは無料です。
aged 〜
“aged 〜” は、「~歳の〇〇」と、形容詞として年齢を示したいときに使える表現です。「名詞+aged+年齢」の語順となることと、自分の年齢について言及する際には使われないことがポイントです。
例文:
“I have a child aged 6.“
6歳の子どもがいます。
“This event is restricted to those aged 20 years and over.“
このイベントは20歳以上の人のみ参加できます。
アバウトな年齢を表現する言い方
日常会話では、第三者の具体的な年齢がわからない場合もありますよね。そんな際に便利なのが「〜歳くらい」「〜歳代」といった、ザックリした伝え方です。ここからは、このようなアバウトな年齢の伝え方について紹介していきます。
~歳前後/~歳くらい
「〜歳前後」と表現したい場合は、「おおよそ」「大体」を意味する副詞の ”around” や ”about” 、”roughly“ などを年齢の前に添えることで表現します。
例文:
“Her child is around 10 years old.“
彼女には10歳くらいの子どもがいる。
“The tree is about 100 years old.“
その木は樹齢100年くらいだ。
~歳代
「20代」「50代」など、「~歳代」と言いたい場合は、数字の後に ”s”をつけて表現します。「20代」なら ”20s”、「50代」 なら”50s” ですね。ただし、”thirteen” や ”seventeen” など、年齢を”〜teen” で表す13〜19歳に限っては、”teens” もしくは “teenagers” と表現します。
なお、「〜歳代」を文章で使用する際には、「in+one’s+年代」という語順となります。
例文:
“ I started my studies in my 30s.“
30代の時に研究を始めた。
“He moved to Tokyo in his teens.“
彼は10代で東京に引っ越した。
誕生日カードなどで書く「~th」は正しい?
”〜th birthday ” や ”〜th anniversary”といった表現は、誕生日や記念日などを表す際に使われます。これは、「〜回目の誕生日/記念日」を表す言葉で、数字にあわせて次のような単語を使います。
1回目:1st=First
2回目:2nd=Second
3回目:3rd=Third
4回目:4th=Forth
”4th”以降は、”5th”、”20th” といったように数字の後に ”th” をつけて表現します。
英語で年齢を尋ねる場合は言い方に配慮しよう
相手の年齢を聞きたい場合の代表的なフレーズは、ご存知の通り”How old are you?” です。ただし、これは日本語で言えば「何歳ですか?」となり、相手やシーンによっては少し失礼な印象となってしまうリスクがあります。
初対面の相手や目上の人との会話、ビジネスシーンなどでは、次のような婉曲的な表現の方が好ましいため、あわせて覚えておきましょう。
例文:
“May I ask how old you are?”
“May I ask your age?”
年齢を伺ってもよろしいでしょうか。
生きた英語を身につけたいならイングリッシュワールドがおすすめ!
ここまで、英語で年齢を伝える際のさまざまな表現について紹介してきました。自分や家族、友人の年齢を尋ねたり、伝えたりするのは、日常会話でもよくあるシーンです。“How old are you?” “I am 〜 years old.” といった、教科書的な表現だけでなく、さまざまな言い回しを覚えておくことで、より英会話を楽しめるようになるでしょう。
このような「生きた英語」を身につけるには、イングリッシュワールドがぴったりです。イングリッシュワールドは、ネイティブ講師によるレッスンで、グローバルな世界で必要なコミュニケーション能力を身につけられる英会話教室です。
イングリッシュワールドでは、大人向けクラスはもちろん、1歳半の幼児から受けられるレッスンも開講しています。自然な英語表現を身につけるには、やはり子どもの頃からネイティブの英語に触れ合うことが重要です。「英語力を伸ばしたい」と考えている方や、「子どもには英語で苦労して欲しくない」とお考えの保護者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。