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英検は勉強時間で合否が決まる!必要時間の目安や効果的な勉強方法をご紹介

英語の資格試験において根強い人気をもつ英検。部活動やテスト対策で忙しい学生の方や、仕事をしている社会人など、日々の生活が忙しいなかで合格を目指す人も多いでしょう。そのような受験生にとって「合格にはどれくらいの学習時間が必要なのか」が気になるポイントですよね。

この記事では、英検の各級に必要となる学習時間の目安と、それぞれの級における効果的な学習方法について解説します。

英検に合格するための勉強時間の目安とは?

英検は勉強時間で合否が決まる!必要時間の目安や効果的な勉強方法をご紹介

英検に合格するために必要な学習時間は、級および受験者の学習開始時点の英語力によって異なります。この記事では、それぞれの級において、ひとつ下の級の英語力をもっていると仮定したうえで必要な学習時間を紹介していきます。

ただし、当然ですが英検は時間さえかければ合格できるものではありません。貴重な時間を無駄にすることなく、着実に合格に必要な英語力を身につけるためには、まずはどのような問題が出題されるのか、そして現時点での自身の英語力はどの程度かを把握しておくことが必要です。

どの級を受験する場合も、まずは過去問などを実際に解いてみましょう。どのような問題が出題され、どのタイプの設問が苦手なのかを把握することで、効率的に学習を進めていくことができます。

「英検1級」の勉強時間

まずは、最上級である英検1級取得に必要な勉強時間の目安です。

  • 勉強時間の目安:約500〜600時間(英検準1級保持レベルと仮定)
  • レベル:大学上級程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、面接

英検準1級レベルの英語力をもっている場合、1級を取得するために必要な学習時間は約500〜600時間と言われています。なお、中学卒業レベルの英検3級から1級を目指す場合には、1,100〜1,200時間の学習が必要とされます。

学習開始時点での英語力毎日2時間の学習毎日3時間の学習
英検準1級レベル300日(9.8カ月)200日(6.5カ月)
英検3級レベル600日(1.6年)400日(1年)

毎日2時間の学習が難しい場合には、平日1時間、休日4.5時間とすることもできます。同様に、毎日3時間の学習時間が取れない場合には、平日1.5時間、休日6時間45分とすることが可能です。このように、自分の生活に合わせて無理のない学習計画を立てることが大切です。

英検1級に合格するためには、英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力が必要と言われています。最上級でもあることから、合格に高いハードルを感じる人もいるかもしれません。しかし、毎日コツコツと努力を続けることができれば、英検3級レベルからでも数年以内に十分目指せることがわかります。

英検1級の効率的な学習方法とポイント

英検1級は幅広いトピックが扱われるため、さまざまな英文に触れておくことが学習のポイントです。なお、1級合格に必要な単語数は10,000〜15,000程度と言われています。

具体的に、リーディングではさまざまなジャンルの英語の書籍、新聞、雑誌、ウェブ記事などを読む習慣をつけることが有効です。知らない単語や熟語があった場合でも、文脈から意味を推測し、文章全体の流れを理解するよう意識することが大切です。

リスニングでは、科学、経済、文化など比較的難易度の高い分野のコンテンツを聴くことが役立ちます。実際に問題を解く際には、聞き取りをしながら重要な情報をノートに取り、セクションごとに情報を整理していくことが大切です。

英検1級の二次試験の面接では、2分間のスピーチと、その内容に対する質問がなされます。論理的かつ正確に英語で自分の考えを述べるためには、面接でよく出題されるトピックについて事前に準備することが大切です。

また、英語の先生や友達などと一緒に模擬面接を行うことも有効です。事前に練習をしておくことで、英語を話すことに慣れ、本番でも必要以上に緊張しなくなります。また、模擬面接の後には、フィードバックを受けることも忘れないようにしましょう。近くに面接官役を担当してくれる人がいない場合は、英会話教室の利用もおすすめです。

「英検準1級」の勉強時間

英語学習

続いて、英検準1級取得に必要な学習時間を見てみましょう。準1級のレベルおよび合格に必要な学習時間の目安は以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約300~400時間(英検2級保持レベルと仮定)
  • レベル:大学中級程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、面接

仮に英検3級レベルから準1級を目指すと考えると、おおよそ1,000時間ほどが必要となるでしょう。

学習開始時点での英語力毎日2時間の学習毎日3時間の学習
英検2級レベル200日(6.5カ月)133日(4.3カ月)
英検3級レベル500日(1.3年)333日(11カ月)

英検準1級では、1級同様に幅広いトピックが扱われます。英作文では実践的なエッセイ形式の問題が出題され、面接では社会問題に関する受験者の意見も問われます。単に英語に関する知識をもっているだけでなく、「実際に使える英語力」を保有しているかが重要となるため、付け焼き刃の暗記では対応できません。時間をかけて、着実に総合的な英語力をつけていくことが合格のカギとなるでしょう。

英検準1級の効果的な学習方法とポイント

英検準1級合格に必要となる英単語数は、7,500〜9,000語と言われています。

リーディングでは、長文読解の占める割合が大きくなってきます。テスト時間内に問題を解き切るためにも、過去問題集などを使用して定期的に模擬試験を行いましょう。制限時間の短い英検では、上手に時間配分をすることも重要な戦略です。

リスニングもリーディング同様に、長い文章が扱われます。集中力を切らさずに的確に問題を解くためには、どのような形式で出題されるのか、どのようなトピックが扱われやすいのかを知り、事前に問題形式に慣れておくことが大切です。

面接では、絵を見て状況を説明する問題などに加え、それに関連した社会問題に対する意見も問われます。普段からニュースなどに関心を持ち、それに対する自分の意見や考えを英語で伝える練習をしておくと良いでしょう。

「英検2級」の勉強時間

高校卒業程度の英語力を証明できる英検2級は、大学入試や単位認定、共通テスト対策などにも活用されています。英検2級取得に必要な学習時間は、以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約150時間(英検準2級保持レベルと仮定)
  • レベル:高校卒業程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、面接

英検準2級をもっている人が英検2級を取得する場合、毎日、継続的に学習時間を確保できれば、短期間で合格を目指すことも可能です。

学習開始時点での英語力毎日2時間の学習毎日3時間の学習
英検準2級レベル75日(2.5カ月)50日(1.6カ月)

しかし、英検2級を目指す人のなかには、高校生や中学生も多いでしょう。「部活動と英検対策の両立が難しい」「高校・大学入試を控えていて、英語対策ばかりに時間を割けない」という人もいるかもしれません。

そのような場合も、例えば「毎日1時間の学習」もしくは「平日30分、休日2時間15分」を継続できれば、5カ月程度で合格を目指せます。日々のスケジュールを考えながら、自分にとって無理のない学習計画を立てましょう。

英検2級の効果的な学習方法とポイント

英検2級に合格に必要とされる英単語数は、4,000〜5,000語とされています。

リーディングでは、文法や単語の知識を問う空欄補充問題から長文読解までがバランスよく出題されます。合格基準をクリアするためには、高校までに習う単語や文法をマスターしておくことが必須となるでしょう。

リスニングでは、会話形式とアナウンス形式の問題が出題されます。ネイティブの話す英語に慣れるためには、お手本となる音声のすぐ後に続いて音読を行う「シャドーイング」という学習方法もおすすめです。

面接では、英文や絵を見て解答する問題に加え、受験者の意見を問う問題も出題されます。英語で論理的に自分の考えを主張できるよう、意見を述べる際の英文の型を覚えて練習しておきましょう。

「英検準2級」の勉強時間

英検準2級のレベルおよび合格に必要な学習時間は、以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約30時間(英検3級保持レベルと仮定)
  • レベル:高校中級程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、面接

中学卒業レベルの英検3級程度の英語力をもっている場合、準2級取得には約30時間の学習が必要とされています。

学習開始時点での英語力毎日30分の学習毎日1時間の学習
英検準2級レベル60日(2カ月)30日(1カ月)

英検2級同様に、準2級を目指す人には高校生や中学生も多いでしょう。部活動やテスト対策と並行しながら続けられるよう、日々の学習スケジュールを立てることが大切です。

準2級合格に必要な学習時間は、英検1級や準1級と比較すると少なく感じるかもしれません。しかし、英検が語学の試験である以上、直前の一夜漬けの暗記などで対策できるものではありません。英語に慣れるためにも、試験日から逆算して、しっかりと毎日の学習を継続することが必要です。

英検準2級の効果的な学習方法とポイント

英検準2級に必要な単語数は2,500〜3,000語とされています。合格への第一歩は、コツコツと英単語を覚えていくことです。

リーディングでは、短文・会話文・長文の語句補充問題の出題の割合が多いです。単語や熟語、表現を覚えることが合格の大きなカギとなるでしょう。長文読解も出題されるため、本番では時間配分にも気を配りましょう。

リスニングでは、2人での会話を聞き取る問題が多く出題されます。過去問や公式問題集を活用して、英語での会話のヒアリングに慣れておきましょう。

面接では、英文とイラストを見て答える問題と、それに関連した受験者の意見を問う問題の両方が出題されます。一般的なトピックが扱われ、設問自体の難易度も高いものではありませんが、短い時間で内容を理解し、それを英語で伝える力が必要となります。

「英検3級」の勉強時間

単語帳

英検3級は中学卒業程度の英語力と言われています。合格に必要な学習時間の目安は、以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約15~20時間(英検4級保持レベルと仮定)
  • レベル:中学卒業程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、面接

英検4級レベルの英語力をもっていれば、毎日1時間の学習で1カ月程度で合格を目指せるでしょう。

ただし、英検3級では試験項目にライティングと面接が新たに追加されることに注意が必要です。4級・5級ではライティングの出題はありません。面接は4級・5級では任意受験となり、実施せずとも合格することが可能です。

英検3級の受験者の中には、小学生・中学生も多いでしょう。学校での英語の授業はリーディングやリスニングが中心となっているかもしれません。そのような場合は、実際に英文を書いて先生に添削してもらったり、模擬面接をしたりといった対策が重要となります。学校の授業では不十分と感じる人や、参考書を使った自宅での対策に不安を感じる人は、英会話教室などの利用も検討してみましょう。

英検3級の効果的な学習方法とポイント

英検3級合格に必要な単語数は、2,100語程度です。

リーディングは、語句補充問題が2/3、長文読解が1/3で構成されています。日常生活に関する身近なトピックが扱われるものの、4級に比べると文章量は1.5倍程度になります。集中力を切らさずに英文を読む練習をしておきましょう。

リスニングは、会話やナレーションを聞いて答える問題が出題されます。一つひとつの英文は長いものではありませんが、正確に英文を聞き取ることが大切です。

面接では文章やイラストを見て答える問題のほか、受験者自身に関する質問も行われます。普段から英語を話すことに対する緊張や抵抗感を無くしておくことが重要となるでしょう。

「英検4級」の勉強時間

英検4級は、中学校中級程度の英語力を証明するテストです。合格に必要な学習時間は、以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約15~20時間(英検5級保持、または小学生から中学低学年と仮定)
  • レベル:中学中級程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、任意で録音形式のスピーキング

英検5級に合格している人であれば、15〜20時間程度の学習で合格を目指すことができます。毎日1時間の学習で1カ月程度、毎日30分の学習で2カ月弱かかる計算です。

英検4級は、小学生や中学生の受験者も多いです。小中学生が英検合格を目指す場合、「英語の能力そのものよりも、毎日自宅で学習をする習慣をつけることが難しい」「クラブ活動や遊びの予定も多く、学習時間を確保しにくい」というケースもあるかもしれません。

このように、自宅での毎日の継続的な学習が難しい場合には、英会話スクールなどを利用することがおすすめです。たとえ週1〜2回のレッスンであっても、定期的に英語に取り組む時間を設けられます。さらに、レッスン日以外に無理なく学習に取り組む方法なども教えてもらえるでしょう。

英検4級の効果的な学習方法とポイント

英検4級に必要とされる英単語数は、800〜1,300語です。

リーディングでは、短文・会話文の語句補充と長文の内容確認問題が出題されます。複雑な構文や難しい単語は使用されませんが、問題数が全35問と多くないため、取りこぼしのないよう落ち着いて解くことが大切です。

リスニングでは、会話の応答として適切なものを選択する問題や、会話・ナレーションの内容を把握できているか問う問題が出題されます。ちなみに、4級・5級では音声は全て2回ずつ読まれます。

学校の授業などでリスニングに時間が割かれていない場合は、自宅や英会話学校で別途、時間を設けて学習する必要があるでしょう。リスニングに取り組む際は、聞くだけでなく実際にネイティブの音声を真似て音読することが有効です。

「英検5級」の勉強時間

英語学習

中学初級程度とされる英検5級は、英語学習を始めたばかりの受験者も多いです。合格に必要な目安時間は以下の通りです。

  • 勉強時間の目安:約10~15時間(小学生から中学低学年と仮定)
  • レベル:中学初級程度
  • 試験内容:筆記、リスニング、任意で録音形式のスピーキング

小学生〜中学校低学年の英語学習初級者が5級合格に必要となる学習時間は、10〜15時間とされています。必要学習時間は多くありませんが、小学校低学年の子どもや未就学児の場合、たとえ30分間であっても、集中力を切らさずに勉強に取り組むことが難しいかもしれません。

4級と同じように、英語そのものよりも「学習を継続すること」自体が難しく感じる場合には、英会話学校の利用がおすすめです。生徒の学習目的と課題を把握したうえで、楽しみながら英語学習を続けられる環境を提供してくれるでしょう。

英検5級効果的な学習方法とポイント

英検5級に必要とされる英単語数は、約600語と言われています。

リーディング・リスニングともに知識を問うような問題が中心となっています。しっかりと単語を覚え、基礎的な文法を理解できていれば、合格は難しくありません。

英検5級の試験時間はリーディング約25分、リスニング約20分となっています。小学校の低中学年の子どもなどが受験する場合は、「45分間、集中力を切らさずテストに取り組む」ことがハードルとなるケースもあるでしょう。英語学習に加えて、定期的に時間を測って模擬試験を行うなど、事前に本番の試験環境に慣れることも大切です。

時間だけでなく勉強方法や内容の積み重ねが大切

教科書

ここまで、英検取得に必要な学習時間の目安と合格するための学習ポイントについて紹介してきました。

ただし、冒頭でもお話しした通り、時間さえ費やせば合格できるというわけではありません。まずは過去問や公式問題集に取り組み、試験内容を把握しましょう。時間を測って実際に解いてみて、正答率や自分に足りない部分を把握したうえで、学習を進めてください。

また、英語力を伸ばすためには、毎日の継続学習が大切です。1日あたりの学習時間を決めることに加え、その時間内で暗記する単語数や、解く問題数などを定め、コツコツと取り組みましょう。さらに1週間ごと、2週間ごとなど定期的に問題集を解くことで、実力が伸びているかを客観視できます。

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