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英検が新方式に変わる!2024年にリニューアルされる内容と対策を徹底解説します

英検を運営する日本英語検定協会は、2024年度の第1回から、英検の問題内容の一部をリニューアルすることを発表しました。

現在の英語学習に求められることが「英語の知識を習得すること」だけでなく、「コミュニケーション手段として適切に英語を運用すること」へと変化していることを背景として、新たな問題の追加および一部問題の削除が行われます。

この記事では、各級ごとの試験内容の変更点や、具体的な対策方法について紹介していきます。

新方式の内容とは?具体的な変更点

今回のリニューアルの対象となるのは、3級以上です。

具体的には、以下のようにリーディング、ライティングの出題問題数および内容に変更があります。また、準2級・3級では試験時間の延長も予定されています。

リーディングライティング試験時間
1級

語彙問題・長文問題を一部削減
1題→2題
意見論述要約問題
変更なし(100分)
準1級変更なし(90分)
2級変更なし(85分)
準2級1題→2題意見論述Eメール問題延長(75分→80分)
3級変更なし延長(50分→65分)

上記に加え、準1級のスピーキングでは、受験者自身の意見を問う質問に「話題導入文」が追加されることが発表されています。リスニングに関しては、現時点で変更の予定はないとされています。

ここから、各級における具体的な変更点について、より詳しく見ていきましょう。

1級の変更内容

まずは1級の変更内容についてです。以下のように、リーディングおよびライティングの出題数・内容に変更があります。

変更前変更後
リーディング41問語彙問題・長文問題を一部削減
ライティング1題意見論述2題意見論述+要約問題
リスニング変更なし
スピーキング変更なし
試験時間変更なし

ライティングではこれまで1題のみの出題だったのが、もう1題追加となります。その分、リーディングでは試験時間調整のため、語彙問題および長文問題が一部削減されます。

ライティングで新たに加わる「要約問題」とは、英文を読み、その要点を把握し簡潔にまとめる問題です。英文を正しく理解する読解力と、言葉を言い換える語彙力、論理的に文章を組み立てる文章力が必要となるでしょう。

全体の試験時間は従来通りリーディングとライティングで100分、リスニングが約36分で、変更はありません。

準1級の変更内容

続いては、準1級の変更内容についてです。1級と同様、主な変更点はリーディング・ライティングの問題数・内容となります。

変更前変更後
リーディング41問語彙問題・長文問題を一部削減
ライティング1題意見論述2題意見論述+要約問題
リスニング変更なし
スピーキングイラストのナレーション
4つの質問
受験者自身の意見を問う質問に話題導入文を追加
試験時間変更なし

1級と同じく、リーディングでは語彙問題・長文問題が一部削減され、ライティングでは従来の意見論述問題に加えて要約問題が出題されます。

スピーキングにおいては、受験者自身に関する出題で、話題導入文が追加されます。これは問題自体が変わるわけではなく、質問文の前に「現在、〇〇という議論が活発に行われていますが〜」といった質問の背景となる文章が追加されることを意味します。

試験時間は、これまで通りリーディングとライティングで90分、リスニングが約30分で、変更はありません。

2級の変更内容

2級

2級の変更点は、以下のように1級と同じ内容となります。

変更前変更後
リーディング38問語彙問題・長文問題を一部削減
ライティング1題意見論述2題意見論述+要約問題
リスニング変更なし
スピーキング変更なし
試験時間変更なし

ライティングで意見論述問題に加えて、要約問題が追加されます。試験時間調整のため、リーディングにおける語彙問題・長文問題が一部削減される予定です。

試験時間の変更はありません。リーディングとライティングで85分、リスニングが約25分となります。

準2級の変更内容

続いて、準2級の変更内容について見てみましょう。

変更前変更後
リーディング37問語彙問題・長文問題を一部削減
ライティング1題意見論述2題意見論述+Eメール問題
リスニング変更なし
スピーキング変更なし
試験時間75分80分

2級以上と同様に、ライティングが1題から2題に増加し、その分リーディング問題の一部が削減されます。

ライティングでは、これまでの意見論述問題に加えて、Eメールの文章に対する返信を書く問題が追加となります。具体的には、Eメール中の下線の引かれた部分に対する2つの質問を盛り込んだうえで、返信を執筆することが求められます。回答の語数の目安は40語〜50語とされています。

リスニングとスピーキングの問題内容に変更点はありませんが、リーディングとライティングの試験時間が75分から80分に延長されます。

3級の変更内容

最後に、3級の変更点についてです。

変更前変更後
リーディング変更なし
ライティング1題意見論述2題意見論述+Eメール問題
リスニング変更なし
スピーキング変更なし
試験時間50分65分

3級の変更点は、ライティング問題が追加されることです。準2級同様に、これまでの意見論述問題に加え、Eメール文への返答問題が追加されます。ただし、問題の内容は準2級とは異なります。

具体的には、準2級では受信したEメールに対して質問を盛り込みつつ返信するのに対し、3級では受信したEメールに質問が記載されており、それに対して回答する返信を執筆することが求められます。また、回答の語数の目安は15〜25語となっています。

なお、3級ではリーディング問題の削減はありません。

ただし、試験時間はこれまでの50分から65分に延長される予定です。

リニューアルされる背景と対策

リニューアル

冒頭でも簡単に触れましたが、今回、英検がリニューアルされる背景にある目的は、試験内容をより現代の英語学習のニーズに合わせたものにすることです。

英検は学習指導要領に基づいて試験を実施しています。そして、現行の学習指導要領では、英語に関する知識・技能の習得だけでなく、コミュニケーションを行う目的や場面・状況に応じた思考力や判断力、表現力も求められています。このような現状を踏まえ、より現在の学習指導要領に適した出題形式を取り入れることが決定したということです。

なお、現状では公式サイトにリニューアルが「予定」と記載されています。確定情報を待ちたいと考える人もいるかもしれませんが、合格に近づくためには現時点の情報に基づいて早めに学習を始めることが大切です。

ここからは、リニューアル後の英検に対応するための具体的な勉強方法・コツについて紹介します。なお、リニューアル後に新たに加わる問題については、英検が例題を提示しています。そちらも必ず確認するようにしましょう。

ライティング1:「要約」の勉強法とコツ

まずは、1級・準1級・2級のライティングに新たに追加される「要約問題」の勉強方法についてです。この問題では、与えられたパラグラフを読んで各級指定された語数で内容をまとめることが求められます。なお、英検が例題として挙げている級ごとのパラグラフおよび指定語数は以下の通りとなっています。

  • 1級:300語程度のパラグラフを90〜110語にまとめる
  • 準1級:120語程度のパラグラフを60〜70語にまとめる
  • 2級:100語程度のパラグラフを45〜55語にまとめる

要約問題で点数を取るためのポイントは、まずはしっかりと与えられたパラグラフの内容を理解することです。これには、長文読解の対策が役に立つでしょう。

実際にパラグラフを要約するにあたっては、文章をそのまま引用するのではなく、単語や表現を言い換えながらまとめることが必要となります。語彙力・表現力を身に付けることが重要です。

「内容理解」および「語彙力・表現力の強化」を意識しながら、実際に練習問題に取り組みましょう。

ライティング2:「Email問題」の勉強法とコツ

Email

続いて、準2級・3級のライティングに新たに追加される「Email問題」の対策を見てみましょう。この問題では、与えられたEメールを読んで各級指定された内容の返信を行うことが求められます。なお、英検が例示している問題の内容は以下の通りとなっています。

  • 準2級:受信したメールの内容に対して具体的な質問を2つ含む返信メールを40〜50語で作成
  • 3級:受信したメールに含まれる2つの質問に対する回答を含む返信メールを15〜25語で作成

Email問題のポイントは、自然な返信になるように文章を作成することです。質問文を作成し、質問への回答文を書くだけでは指定語数に満たないでしょう。挨拶や締めの言葉などを覚え、それらを適切に盛り込むことが大切です。

また、ライティング問題では、作成した文章を添削してもらうことも非常に重要です。学校の先生や英語を話す友達などに頼んで、英文をチェックしてもらいましょう。身近に添削してくれる人がいない場合は、英会話学校などを利用するのも良い方法です。

スピーキング:「話題導入文」とは?

準1級のスピーキングにおける「話題導入文」とは、質問となる文章の前に前提となる話題についての説明文のことです。準1級の問題は以下のように構成されています。

  • イラストと英文を読み、状況をナレーション
  • 質問①イラストについての問い
  • 質問②問題に関連した受験者本人の意見についての問い
  • 質問③問題に関連した受験者本人の意見についての問い
  • 質問④社会性のある問題についての問い

これまで、質問④の内容は必ずしも提示されたイラストや英文に関連するものではなく、問題に全く関係のない質問が行われることもありました。

しかし、今回のリニューアルでは新たに質問④の前に話題導入文が追加されることが発表されています。具体的には、リニューアル前後で以下のような変化があります。

  • これまで:「豊かな国は貧しい国にもっと発展の助けをすべきだと思いますか?」
  • リニューアル後:「豊かな国と貧しい国の貧富の格差がしばしば議題に上がっています。豊かな国は貧しい国にもっと発展の助けをすべきだと思いますか?」

このように、質問の前提となる文章が追加されることで、より問題に答えやすくなると言えるでしょう。

追加される問題だけではなく、全体的に理解を深めよう

英検

ここまで見てきた通り、3級以上の問題のリニューアルが発表されたとはいえ、一部問題が追加・削除されるのみでそれ以外の問題はこれまでと変わりません。そのため、合格するためには新たに追加される問題の対策だけに注力するのではなく、全体をバランスよく対策するようにしましょう。

効率的に合格に近づくためには、まずは公式問題集などを解いて、自分に足りない部分を明確化したうえで日々の学習に取り組むことがポイントです。より具体的な英検合格のために必要な学習時間や効率的な勉強方法については、以下の記事も参考にしてみてください。

英検は勉強時間で合否が決まる!必要時間の目安や効果的な勉強方法をご紹介

イングリッシュワールドの英文法(英検®)コースはココが違う!

ここまで、2024年度の第1回より実施予定の英検リニューアルの内容と対策について紹介してきました。新たに追加される問題について、公式から各級の例題の発表が行われているとはいえ、過去問などが存在しないため対策が十分に行えるか不安に感じる人も多いでしょう。

そのような方には、イングリッシュワールドの英文法(英検®)コースがとてもおすすめです。イングリッシュワールドは、生徒一人ひとりの英語学習の目的に合わせた英語指導を行う少人数制の英会話スクールです。

英文法(英検®)コースでは、1クラス4名までの個別対応で、苦手な部分をきめ細かく指導します。さらに担任制をとっており、担当講師が習熟度をしっかり把握したうえで学習方法ややるべきことを提案します。

特に今回のリニューアルで新規追加されるライティング問題の対策については、実際に英作文をして添削してもらうことが欠かせません。イングリッシュワールドでは、英語のプロに客観的に誤りを指摘してもらったり、使える表現・語句などを習得したりできます。

英検のリニューアル問題の対策に不安がある方や、効率的に合格を目指したいとお考えの方は、イングリッシュワールドまでお気軽にお問い合わせください。

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